本文へ移動
ゼロから学ぶお金の教科書 INVESTMENT & MONEY GUIDE

JPモルガンの決算はいつ?10月13日夜発表|前回は純利益212億ドル、一時要因を除くと13%増 注目点を解説

米国の大手銀行、JPモルガン・チェース(JPMorganChase)は、2026年10月13日(火)米東部時間午前7時ごろ(日本時間同日午後8時ごろ)に7〜9月期(第3四半期)の決算を発表する予定です(同社IR)。米国の大手銀行の決算は、7〜9月期の決算発表シーズンの幕開けとして注目されます。

結論:前回の4〜6月期は、純利益が212億ドル(前年同期比41%増)と大きく伸びました。ただし、このうちVisa株に関する利益など一時的な要因が含まれており、それらを除くと169億ドル(同13%増)でした。7〜9月期の決算では、株式売買や企業の資金調達に関する収益が続いているか、貸し倒れに備える費用が増えていないかが注目点です。本記事は、発表前に公表済みの数字をもとに確認ポイントを整理するもので、決算の内容を予想するものではありません。

JPモルガンの決算はいつ?10月13日(火)日本時間午後8時ごろ

項目 内容
決算発表 米東部時間10月13日 午前7時ごろ(日本時間 同日午後8時ごろ)
決算説明電話会議 米東部時間10月13日 午前8時30分(日本時間 同日午後9時30分)
対象期間 2026年7〜9月期(第3四半期)

出典:JPMorganChase「JPMorganChase to Host Third-Quarter 2026 Earnings Call」。日本時間は米国の夏時間(米東部時間+13時間)で換算しています。10月13日は、日本の休場明けの取引日でもあります。

前回(4〜6月期)の決算は?純利益212億ドルで41%増

確認できた事実(JPMorganChase「Earnings Release – Second Quarter 2026 Results」、2026年7月14日、米SECへの提出書類):

項目 2026年4〜6月期 2025年4〜6月期 前年同期比
純営業収益(報告ベース) 573億ドル 449億ドル +28%
純利益 212億ドル 150億ドル +41%
1株当たり利益(希薄化後) 7.70ドル 5.24ドル +47%
特殊要因を除く純利益 169億ドル(1株6.14ドル) ― +13%

出典:同社の決算資料(百万ドル単位の数値を億ドルに四捨五入)。特殊要因とは、毎期は発生しない一時的な損益のことです。4〜6月期は、Visa株に関する46億ドルの利益と、一部の株式投資に関する10億ドルの利益が含まれていました。

何が好調だった?株式トレーディングと投資銀行業務

  • マーケッツ収益(市場での売買などの収益):前年同期比35%増。うち株式(Equity Markets)は86%増、債券など(Fixed Income Markets)は6%増。
  • 投資銀行手数料(企業の株式・社債発行やM&Aの助言などの手数料):前年同期比30%増。
  • 与信費用(貸し倒れへの備えなど):25億ドルで、前年同期の28億ドルから減少。

ダイモン会長兼CEOは、米国経済について「今年は目立った底堅さを示している」とする一方、地政学的な緊張や戦争、根強いインフレ、世界的な財政赤字、高い資産価格などのリスクを挙げ、「それらがどう展開するかは予測できない」とコメントしていました(同資料、筆者訳)。

7〜9月期の決算で確認したい3つのポイント

1. 市場関連の収益は続いているか

4〜6月期は、市場での売買が活発だったことが収益を押し上げました。ダイモンCEOも、4〜6月期の結果は「市場活動が高い水準にある、特に好ましい環境」などによるものだとコメントしていました(筆者訳)。7〜9月期もこの環境が続いたかが注目点です。

2. 貸し倒れに備える費用が増えていないか

銀行は、貸したお金が返ってこない場合に備えて費用を計上します。この費用が増えると、企業や家計の返済が苦しくなっているサインと受け止められることがあります。米国では消費者の景況感が弱いとの調査結果も出ており(米国株10月9日|ミシガン大消費者信頼感は46.3に低下)、クレジットカードなどの貸し倒れの動向が確認ポイントです。

3. 経営陣が景気をどう見ているか

大手銀行は多くの企業や個人と取引しているため、経営陣のコメントは米国経済の現状を知る手がかりになります。金利やインフレ、規制についての見方も注目されます。

投資初心者にとっての意味|米国株の決算シーズンの始まり

米国では、大手銀行の決算を皮切りに、多くの企業の7〜9月期決算の発表が続きます。S&P500に連動する投資信託をNISAで持っている人にとっても、企業の利益の動きは基準価額に影響し得る材料です。決算の見方の基本は米国株の四半期決算の見方と活用法で解説しています。

  • プラスに受け止められる可能性:市場関連の収益や手数料収入が伸び、与信費用が落ち着いている場合。
  • マイナスに受け止められる可能性:前期の一時的な利益がなくなり利益が減って見える場合や、貸し倒れの増加が示された場合。

前期(4〜6月期)は特殊要因で利益が大きく膨らんでいたため、前の四半期と比べるときは特殊要因を除いた数字で比べることが大切です。また、翌14日夜には米国の9月の消費者物価指数(CPI)の発表も予定されています(米CPIはいつ?9月分は10月14日夜発表)。

まとめ:JPモルガンの決算は10月13日夜、一時要因を除いた利益に注目

JPモルガン・チェースは日本時間10月13日午後8時ごろに7〜9月期の決算を発表する予定です。前回の4〜6月期は純利益212億ドル(前年同期比41%増)でしたが、Visa株関連の利益などを除くと169億ドル(同13%増)でした。7〜9月期は、市場関連の収益が続いているか、貸し倒れへの備えが増えていないか、経営陣が米国経済をどう見ているかが注目点です。本記事は決算の内容を予想するものではありません。発表後は、会社の公式資料で実際の数字を確認してください。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載している数値は、JPモルガン・チェースが2026年7月14日に公表し米SECに提出した決算資料に基づいています。

参考資料

JPモルガン・チェースの決算は日本時間10月13日午後8時ごろ発表予定。前回4〜6月期の純利益は212億ドル(前年同期比プラス41%)、特殊要因を除くと169億ドル(プラス13%)。前年同期150億ドルとの比較を0基準の棒グラフで表示
最新情報をチェックしよう!

↑