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米CPIはいつ?9月分は10月14日夜発表|前回は総合3.4%・コア2.4%、株・金利・ドル円とNISAへの影響

米国の9月の消費者物価指数(CPI)は、日本時間2026年10月14日(水)午後9時30分(米東部時間午前8時30分)に、米労働統計局(BLS)が発表する予定です。

結論:前回の8月のCPIは、前年同月比3.4%の上昇で、ガソリンなどエネルギーの値上がりが目立ちました。一方、食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年同月比2.4%でした。9月の結果で、エネルギー高が物価全体にどこまで広がっているかが確認されます。CPIは米国の金利、ドル円、米国株に影響しやすく、NISAで米国株の投資信託を持つ人にも関係する指標です。本記事では、発表前に知っておきたいCPIの見方を初心者向けに整理します。

CPIとは?米国の物価の動きを表す代表的な指標

消費者物価指数(CPI)は、米国の家計が買う食品、ガソリン、家賃、医療、交通などのモノやサービスの値段が、どれだけ変化したかを表す指標です。毎月、米労働統計局が発表します。

ニュースでは、主に次の数字が使われます。

  • 総合(ヘッドライン):すべての品目を含む物価の動きです。
  • コア:値動きの大きい食品とエネルギーを除いた物価の動きです。物価上昇の「基調」を見るために使われます。
  • 前月比と前年同月比:前月比は直近1カ月の変化(季節的な動きを調整した値)、前年同月比は1年前との比較です。

FRB(米連邦準備制度理事会)は、物価の安定を目標に政策金利を決めています。CPIはその判断材料の1つです。

前回(8月)のCPIはどうだった?総合3.4%、コア2.4%

確認できた事実(米労働統計局「Consumer Price Index – August 2026」、2026年9月11日公表):

項目 前月比(季節調整済み) 前年同月比
総合 +0.4% +3.4%
コア(食品・エネルギーを除く) +0.3% +2.4%
エネルギー +2.1% +16.3%
食品 +0.1% +2.7%

BLSによると、8月はガソリンが前月比3.9%上がり、総合の上昇の3分の1以上を占めました。住居費は前月比0.3%上昇(7月は0.1%)でした。一方、自動車保険は0.8%、医療は0.2%下がりました。

総合が3.4%なのに対してコアは2.4%で、差の大きな部分はエネルギーの値上がりによるものと読み取れます。原油高の背景は原油高が再び|Brent101ドル台・WTI90ドル台の理由で解説しています。

9月のCPIで何を確認する?3つのポイント

1. エネルギー高はほかの品目に広がっているか

ガソリンや電気代の上昇は、輸送費などを通じて、ほかのモノやサービスの値段にも波及することがあります。コアCPIの伸びが高まれば、物価上昇が広がっているサインと受け止められやすくなります。

2. 消費者の予想インフレ率との関係

10月9日に公表されたミシガン大学の調査(10月速報値)では、消費者が予想する1年先のインフレ率が4.7%、長期の予想インフレ率が3.5%に上がりました。消費者が「物価はまだ上がる」と考えると、値上げや賃上げ要求につながりやすくなります。詳しくは米国株10月9日|S&P500は週間1.2%高、ミシガン大消費者信頼感は46.3に低下をご覧ください。

3. FRBの利上げの見方

FOMC(FRBの金融政策を決める会合)の議事要旨では、大半の参加者が年内の追加利上げも視野に入れていたことが分かっています(FOMC議事要旨で何が分かった?)。CPIの結果は、この見方を強めるか弱めるかの材料になります。

CPIの結果は株・金利・為替にどう影響する?

実際の市場の反応は、CPIの数字そのものよりも、事前の市場予想と比べて高いか低いかで決まることが多いとされます。一般的な考え方は次のとおりです。

CPIの結果 米国の金利 ドル円 米国株
予想より高い 上がりやすい ドル高・円安になりやすい 下がりやすい(特に成長株)
予想より低い 下がりやすい ドル安・円高になりやすい 上がりやすい

これはあくまで一般的な傾向で、ほかの材料によって逆の動きになることもあります。米10年債の利回りは10月9日時点で5.24%と高い水準です(米財務省)。米国の金利が5%台にある背景は米10年債利回りが5%台に|日米の金利上昇の背景で整理しています。

NISAで米国株の投資信託を持つ人が知っておきたいこと

  • 発表は日本の夜:CPIは日本時間の午後9時30分に発表されるため、その日の米国株の動きは、翌営業日以降の投資信託の基準価額に反映されます。
  • 為替の影響:円建ての投資信託は、米国株の値動きと為替の動きの両方の影響を受けます。CPIで株価が下がっても円安が進むと、円換算の値下がりが小さくなることがあり、その逆もあります。
  • 1回の指標で判断しない:CPIは毎月発表され、結果は改定されることもあります。積立投資では、1回の発表で売買を変えるより、長期の方針を確認することが大切です。

次に確認すること|CPIの週の主な予定

  • 10月14日(水)午後9時30分:米国の9月のCPIと実質賃金(Real Earnings)
  • 10月15日(木)午後9時30分:米国の9月の生産者物価指数(PPI、企業どうしの取引価格の指標)
  • 10月16日(金)午後9時30分:米国の9月の輸出入物価指数

同じ週の企業決算などの予定は10月12〜16日の株式市場|米CPI・TSMC決算・企業物価指数など来週の重要日程で整理しています。時刻はいずれも日本時間(米国の夏時間)で、予定は変更される場合があります。

まとめ:9月の米CPIは10月14日夜、エネルギー高の広がりに注目

米国の9月のCPIは、日本時間10月14日午後9時30分に発表される予定です。前回の8月は総合が前年同月比3.4%、コアが2.4%で、ガソリンなどエネルギーの値上がりが総合を押し上げました。9月の結果では、エネルギー高がほかの品目に広がっているか、FRBの追加利上げの見方にどう影響するかが注目されます。結果によって金利・ドル円・米国株は上下どちらにも動く可能性があるため、1回の発表だけで判断しないことが大切です。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載している数値は、米労働統計局が2026年9月11日に公表した8月のCPIなどに基づいています。9月のCPIの結果は、発表後に公式資料でご確認ください。

参考資料

米国の9月CPIは日本時間10月14日午後9時30分に発表予定。前回8月は総合の前年同月比プラス3.4%、コアプラス2.4%、エネルギープラス16.3%、食品プラス2.7%を比較
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