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日銀10月会合はいつ?10月29・30日開催、30日に結果と展望レポート|9月に政策金利1.25%程度へ利上げ、結果の見方

日本銀行の次の金融政策決定会合は、2026年10月29日(木)・30日(金)に開かれます。結果は30日に公表され、同じ日に「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」の基本的見解も公表される予定です。

結論:日銀は9月の会合で政策金利(無担保コールレート)を1.25%程度に引き上げ、「引き続き政策金利を引き上げ」る方針を示しています。10月会合では、追加の利上げがあるかどうかに加えて、展望レポートで物価や景気の見通しがどう変わるかが注目点です。ただし、会合の結果は事前に決まっているものではありません。

この記事では、日銀の公式資料をもとに、10月会合の日程、9月会合で決まったこと、結果を見るときのポイントを初心者向けに整理します。

日銀の10月会合はいつ?10月29日・30日、結果と展望レポートは30日に公表

日銀の公表予定は次のとおりです。会合は2日間で、結果は2日目の会合終了後に公表されます。

日付 予定
10月29日(木)・30日(金) 金融政策決定会合
10月30日(金) 結果の公表、展望レポートの基本的見解(会合終了後ただちに)、総裁の定例記者会見
30日の翌営業日の14時 展望レポートの全文(背景説明を含む)
11月10日(火) 会合の「主な意見」(8時50分)
12月23日(水) 会合の議事要旨(8時50分)

展望レポートは、日銀が経済と物価の見通しをまとめた資料です。9月会合では公表されておらず、10月会合で新しい見通しが示されます。10月の次の会合は12月17日(木)・18日(金)です。

日銀10月会合の日程。10月29日・30日に会合、30日に結果と展望レポートの基本的見解、11月10日に主な意見、12月23日に議事要旨
日銀10月会合と関連資料の公表予定。出典:日本銀行

9月会合で何が決まった?政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ引き上げ

日銀は9月17日・18日の会合で、短期金利の誘導目標を引き上げました。決定内容は次のとおりです。

項目 決定内容
無担保コールレート(オーバーナイト物) 1.25%程度(従来は1.0%程度)
補完当座預金制度の適用利率 1.25%
基準貸付利率 1.5%
適用開始 9月24日
採決 賛成7・反対2

無担保コールレートは、金融機関どうしが短期間お金を貸し借りするときの金利で、日銀の「政策金利」にあたります。9月の引き上げ幅は0.25%でした。

反対した2人の委員は、浅田委員が「足もとの消費者物価(除く生鮮食品)の上昇率が2%を下回る」ことなどから据え置きが望ましいとし、佐藤委員は「このタイミングでの利上げは適切ではない」としました。政策委員9人の中でも、判断が分かれていたことがわかります。

日銀9月会合の決定。無担保コールレートを1.0%程度から1.25%程度へ、補完当座預金の適用利率1.25%、基準貸付利率1.5%、賛成7・反対2、9月24日から適用
2026年9月会合の決定内容。出典:日本銀行

日銀は今後も利上げする?「引き続き政策金利を引き上げ」の方針

9月会合の公表文では、今後の方針について、経済・物価・金融情勢に応じて「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えている」と説明しています。

一方で、調整のタイミングやペースは「経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検しながら、検討していく」としています。つまり、利上げを続ける方向性は示していますが、次にいつ上げるかは決めていません。

植田総裁が10月6日の挨拶で説明した内容は植田総裁の挨拶の記事で、地域の景気の見方はさくらレポート10月の記事で紹介しています。

日銀は物価をどう見ている?基調的な物価上昇率は「2%に近づいている」

日銀が利上げを判断する材料のひとつが物価です。9月会合の公表文では、物価について次のように説明しています。

  • 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、足もとでは1%台後半
  • 2026年度後半以降、2%をはっきりと上回る水準まで伸び率を高めていくと予想
  • 消費者物価の基調的な上昇率は2%に近づいている
  • 基調的な物価上昇率が2%の「物価安定の目標」を超えて上振れていくリスクがある

景気については「緩やかに回復している」とし、金融環境は「緩和した状態にある」としています。リスク要因としては、中東情勢、AI関連需要の拡大、為替相場の変動を挙げています。

企業の間の物価の動きは企業物価指数9月の記事で解説しています。

10月会合の結果を見るときの3つのポイント

10月30日に結果が公表されたら、次の3つを確認すると内容をつかみやすくなります。

確認するところ 見るポイント
1. 政策金利 1.25%程度から変わったか、据え置きか。賛成・反対の人数
2. 展望レポートの見通し 物価や成長率の見通しの数字が、前回からどう変わったか
3. 今後の方針の書き方 「引き続き政策金利を引き上げ」という表現が続くか、リスクの説明が変わったか

報道で事前に「利上げ予想」などが伝えられることがありますが、それは市場参加者の予想であり、日銀の決定ではありません。結果は日銀の公表文で確認しましょう。

政策金利が変わると家計や投資にどう関係する?

政策金利の変更は、時間をかけて世の中のさまざまな金利に影響することがあります。たとえば、次のような点に関係します。

  • 預金:銀行の普通預金や定期預金の金利が見直されることがあります
  • ローン:変動金利型の住宅ローンなどは、金利の見直しにつながることがあります
  • 債券:個人向け国債などの利率は、市場の金利をもとに決まります
  • 為替や株式:日米の金利差の変化などを通じて、円相場や株価が動くことがあります

ただし、どの金利がいつ、どれだけ動くかは商品や金融機関によって異なり、政策金利の変更と同じ幅で動くとは限りません。個人向け国債の利率の決まり方は個人向け国債10月募集の記事で解説しています。

NISAで長期の積立をしている人は、1回の会合の結果だけで方針を変えず、金利の動きが家計(ローンや預金)にどう関係するかを確認しておくと安心です。

まとめ:日銀10月会合は29日・30日、結果と展望レポートを確認

  • 日銀の10月会合は10月29日・30日で、結果と展望レポートの基本的見解は30日に公表されます
  • 9月会合では政策金利を1.0%程度から1.25%程度に引き上げました(賛成7・反対2)
  • 日銀は「引き続き政策金利を引き上げ」る方針ですが、タイミングやペースは見通しやリスクを点検しながら検討するとしています
  • 結果を見るときは、政策金利、展望レポートの見通し、今後の方針の書き方の3つを確認しましょう

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。会合の結果は、日本銀行の公表資料で確認してください。

参考資料

日銀10月会合は10月29日・30日。9月会合で政策金利を1.0%程度から1.25%程度に引き上げ。30日に結果と展望レポートを公表
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